「自分の今使っているスマホって、UQモバイルでも使えるの?」
UQモバイルへの移行を考えている人の中には、スマホをそのまま使い続けたい人もいると思います。
ただ、UQモバイルはauのサブブランドということで、他の格安SIMと比べて少し事情が複雑です。自分のスマホが使えるかどうか不安な人も多いと思います。
そこで、この記事では、UQモバイルで使えるスマホ・使えないスマホについて、わかりやすく解説します。
さらに、UQモバイルで販売されているスマホの中から、おすすめ端末も紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
この記事の目次
UQモバイルで使える持ち込み端末は?
先にもお伝えしましたが、UQモバイルのSIMカードは、他の格安SIMと比べて少し複雑ですので、先に結論だけお伝えしておいます。
現在持っているスマホが以下の条件に当てはまれば、UQモバイルでも使えます。
- VoLTEに対応したスマホ
- SIMフリー端末…使える可能性が高い
- au…基本的にそのまま使える(一部SIMロック解除が必要)
- ドコモ・ソフトバンク…要SIMロック解除(公式サイトの一覧に記載の端末)
UQモバイルは2019年10月から、高音質な通話ができるVoLTEに対応したSIMのみ、取り扱っています。そのため、VoLTEに対応していないスマホは使えないので注意が必要です。
最近のauの4G LTEスマホ(VoLTE対応)ならOK
UQモバイルの公式サイトには以下の記載があります。
UQ mobileのSIMでデータ通信を行うためには、auの4G LTEに対応した端末が必要です。auのVoLTE対応端末を利用される場合にはSIMロック解除が必要です。
しかし一方で、動作確認一覧ページでは、例えばauのVoLTE対応のスマホ「iPhone SE(第2世代)」は「SIMロック解除不要」となっています。
どちらが正しいのか混乱してしまうと思いますが、、動作確認一覧ページの情報を参考にしてもらえればOKです。
最近のauのスマホはSIMロック解除が不要で使えることが多いですが、auからの乗り換えの際は、念のため、動作確認一覧ページを確認してください。
中にはauのスマホでもSIMロック解除が必要な場合があります。
ドコモ、ソフトバンクはVoLTE+SIMロック解除+動作確認一覧に記載
ドコモ、ソフトバンクで購入したスマホを使いたい人は、3つの条件をクリアする必要があります。
- VoLTEに対応した端末であること
- SIMロック解除をしていること
- 動作確認一覧に記載があること
また、UQモバイルは「動作不可端末一覧」も公開しています。
- dtab Compact d-02H(ドコモ)
- dtab d-01H(ドコモ)
- HUAWEI nova lite 2 704HW(ソフトバンク)
- HUAWEI Mate 10 Pro 703HW(ソフトバンク)
- Android One S5(ワイモバイル)
- Nexus 5X(ワイモバイル)
- LUMIERE 503HW(ワイモバイル)
- HUAWEI nova lite for Y!mobile(ワイモバイル)
2020年5月現在、これらの機種は仮にSIMロック解除をしても、UQモバイルでは使えないので注意してください。
自分で購入したSIMフリー端末(要VoLTE対応)
自分で用意したSIMフリースマホで、VoLTEに対応したものならUQモバイルでも使えます。念のため、動作確認一覧ページを確認しましょう。
UQモバイルで販売されている端末
UQモバイルでは契約とセットでスマホを購入することもできます。セット端末なら使えない心配はありません。
SIMロック解除について
上記したように、auの一部端末、ドコモ、ソフトバンクのスマホをUQモバイルで使うときは、SIMロック解除が必須です。
SIMロック解除とは
SIMロックとは、大手キャリアで販売されたスマホにかかっている通信の制限です。通常、そのキャリア以外のSIMカードを挿入しても、通信できないようにロックがかかっています。
しかし、SIMロック解除という手続きをすることによって、制限を解除することができます。ロック解除したスマホを「SIMフリー端末」と言います。
大手各社のSIMロック解除の条件
大手キャリアで販売されたスマホは、無条件でSIMロック解除ができるわけではありません。
以下、各社共通の条件を挙げてみましょう。
- ネットワーク利用制限中でないこと
- 購入から100日以上経過した端末
- 一括での購入なら100日以内でも解除OK
- 分割でも毎月の支払いがクレジットカード払いなら即日で解除OK
- 過去に同一回線でSIMロック解除の実績がある場合は、前回解除日から100日以上経過していれば、即日で解除OK
いろいろと細かいルールはありますが、「購入から100日経っていればOK」、「一括で払っているなら100日以内でもOK」という点を抑えておきましょう。
今回、大手キャリアからUQモバイルへの移行を考えている人は、多くの人がその条件をクリアできていると思います。
SIMロック解除は「各キャリアのWebページでの手続き」と「ショップでの手続き」、2通りの方法があります。
以下、各キャリア独自のルールや条件を確認しておきます。
キャリア | 独自の条件、注意事項 |
ドコモ | ・2011年4月〜2015年4月に発売された製品はドコモショップでのみ受付
・My docomoからなら24時間受付 |
au | ・2015年4月23日以降に発売された対応機種
・My auでの手続きは9:00〜21:30 |
ソフトバンク | ・2015年5月以降に発売された対応機種
・My Softbankでの手続きは9:00〜21:00 ・契約なしの場合(解約済み、中古購入、譲渡品など)は、ソフトバンクショップでのみ受付 |
自分でやる?それとも店頭でやる?
お伝えしたとおり、SIMロック解除は自分でやる(Web)方法と、店頭に持ち込んで行う方法、2通りあります。しかし、特にこだわりがなければ、自分でやるのがおすすめです。
Webから行う場合 | 店頭で依頼する場合 | |
費用 | 0円 | 3,000円 |
必要なもの | ・解除する携帯電話
・各社のMyアカウント ・暗証番号、パスワード ・機種契約番号(ソフトバンク) ・IMEI情報 |
・解除する携帯電話
・本人確認書類 ・暗証番号・パスワード ・手数料(3,000円) |
メリット | ・事務手数料が無料
・自宅から簡単にできる ・来店予約も不要 |
・手続きを任せられて安心 |
Webからの手続きは手数料の3,000円がかかりません。外出せずに自宅からパソコンやスマホで気軽にできるのもメリットです。ショップの方が安心感はあるかもしれませんが、簡単にできる作業なので、ぜひ自分でチャレンジしてみてください。
Webから行う場合は、各社のマイページから手続きします。
- My docomo:「サービス一覧」>「SIMロック解除」
- My au:「SIMロック解除のお手続き」を選択
- My SoftBank:メニューの「契約・オプション管理」>「SIMロック解除手続き」
UQモバイルで使えない端末
逆にUQモバイルで使えないスマホにはどんなものがあるのでしょう。使えるスマホの説明と重なる部分がありますが、確認しておいてくださいね。
UQモバイルで使えない端末は
- 動作不可端末一覧に掲載がある8機種&動作確認一覧に記載がないスマホ
- VoLTEに対応していないスマホ
です。
動作不可端末一覧に掲載がある8機種&動作確認一覧に記載がないスマホ
先に説明したとおり、動作不可端末一覧に記載がある8機種は、仮にSIMロック解除をしても使えません。
また、ドコモ、ソフトバンクの場合は、動作確認一覧に記載がないスマホは、使えない可能性があります。
VoLTEに対応していないスマホ
2019年10月から、UQモバイルは新規での契約の場合は、VoLTE対応SIMのみの受付になりました。そのため、VoLTEに対応していないスマホは、仮にauやSIMのフリーのスマホであっても使えません。
スマホの周波数帯にも注意
あまり意識しないかもしれませんが、使いたいスマホが対応する周波数帯も確認しておきましょう。
スマホなどの通信機器の電波は、周波数帯域(Band)によって分類されています。周波数帯は通信会社ごとに割り当てられていて、UQモバイルはauと同じ帯域を使っています。
auはバンド1(2.0GHz帯)とバンド18/26(800MHz帯)をメインに使っています。もし、使おうとしているスマホがこれらのバンドに対応していないと、電波を掴みにくいことがあります。
一部ガラケー(ガラホ)は使える
UQモバイルでは現在、ガラケーの取扱いはしていません。しかし、VoLTEに対応しているガラケーであれば、SIMロック解除をした上で使えることもあります。
例えばauのガラケー「GRATINA 4G KYF31」や「AQUOS K SHF33」などは動作が確認されています。
UQモバイルを使うときは端末のSIMカードの大きさを要チェック!
SIMカードにはnano SIM(ナノシム)、micro SIM(マイクロシム)、標準SIMの3つのサイズがあります。UQモバイルで通信するには、自分が使っているスマホがどのSIMのサイズに対応しているのか確認しておく必要があります。
しかし、UQモバイルは契約の際にSIMカードの大きさを指定する必要はありません。UQモバイルでは、ユーザーが任意の大きさのSIMを使える「マルチSIM」の提供を行っています。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、SIMカードの周囲に3種類の切れ込みが入っていて、ユーザー自身が使いたいサイズに切り離して使います(写真はマルチSIMのイメージです)。
nanoSIMの端末
現在、最も主流のSIMカードがnanoSIMです。サイズは12.3mm×8.8mm。iPhoneなら5以降で採用されており、近年発売のAndroidスマホも、ほとんどがこのnanoSIMを使用しています。
microSIMの端末
nanoSIMが普及する前、2010年代を通して使われていたのがmicroSIMです。サイズは15mm×12mm。最近はかなり減りましたが、一部のAndroidやガラケーなどで使われています。
ZenFone 3(2016)、SHARPのAQUOS PHONE si(2013)、4s以前のiPhoneなどで使われています。
標準SIMの端末
日本でスマホが普及し始めた当初に使われていたのが標準SIMです。サイズは25mm×15mm。今後、発売されるスマホで使われることはありませんが、2010年前後に発売のスマホで採用されています。
そもそもUQモバイルはVoLTEに対応したスマホしか使えません。VoLTEが始まった2014年頃は、既にmicroSIMが流通していたので、UQモバイルで標準SIMを使う機会はないかもしれませんね。
UQモバイルで販売されているオススメスマホ
持ち込みではなくUQモバイルでスマホを買いたい人もいるでしょう。最後にUQモバイルでセット販売されているおすすめのスマホを紹介します。
今回は「カメラ性能がおすすめの機種」と「価格重視で性能にも妥協がない機種」それぞれ2台ずつ紹介します。ぜひ、端末選びの参考にしてください(価格は税抜き。新規または乗り換えの場合)。
カメラ重視の端末おすすめ2選
最近のスマホのカメラは高画質な写真が撮影できるのはもちろん、ユーザーの撮影を補助してくれる機能が搭載されています。今回、スマホのカメラにこだわりたい人におすすめしたいのが以下の2機種です。
- Xperia 8
- OPPO A5 2020
Xperia 8
UQモバイルならソニーのXperiaシリーズも購入できます。
Xperia 8は1,200万画素と800万画素のデュアルカメラを搭載。望遠カメラは光学2倍ズームで画質の劣化を抑えながら、被写体に接近できます。ポートレートモードや、AIによるシーンの判別機能(13種類のシーンと、「固定」「動き」などの4つのコンディションを判断)を搭載。
6インチ・21:9のワイドディスプレイ、カメラ以外にもおサイフケータイ、防水・防塵も備え、価格は25,200円です。コスパ重視の人にもおすすめの1台。
OPPO A5 2020
1,200万画素の4眼カメラ、1,600万画素のインカメラ、計5つのレンズを収めたOPPOのA5 2020。
119°の超広角撮影に対応したパノラマ専用レンズでは、風景や建物などをダイナミックに撮影できます。アウトカメラよりも解像度が高いインカメラでは、AIが被写体の年齢を自動で識別して、肌質を滑らかに仕上げてくれます。
電子手ぶれ補正とAI、ジャイロセンサーの組み合わせにより、歩いたり、走ったり、乗り物に乗っていても揺れのない動画撮影ができます。
これだけのカメラ性能を持ったスマホが18,000円で購入できます。はっきり言ってお得です。
価格重視の端末おすすめ2選
せっかく格安SIMで契約するなら、スマホの値段を抑えたい人も多いはず。お手頃価格ながら、普段使いでもストレスがない2機種を選びました。
- iPhone7
- Galaxy A20
iPhone7
UQモバイルならiPhoneも格安で購入できます。
扱っているのはiPhone 7。2016年と古めのiPhoneですが、まだまだ現役で活躍できる性能を備えています。
1,200万画素のカメラはiPhoneらしいくっきりとした高画質な撮影が可能。Retina HDディスプレイは4.7インチで最近のスマホと比較するとコンパクトな設計。
防水やFeliCaにも対応しているので、Androidから乗り換えても不自由なく使えます。大容量の128GBモデルが28,800円、最低限の容量でもいいなら32GBモデルが18,000円で購入できます。
古くてもいいからiPhoneが欲しかった人には、最高の選択肢です。
Galaxy A20
サムスンのGalaxyの低価格モデル。
5.8インチの大画面ながら大きすぎない持ちやすいサイズ感。800万画素のメインカメラと500万画素のサブカメラ。おサイフケータイ、防水・防塵を完備。通信を必要としないFMラジオも付いているので、災害などの非常時にも安心です。
シンプルに仕上がっているので、はじめてのスマホにもおすすめ。価格はなんと10,800円から。
【まとめ】UQモバイルはVoLTE対応が必須
UQモバイルで使えるスマホ・使えないスマホを解説してきました。他の格安SIMよりも少し複雑なところがありましたが、
- VoLTEに対応していること
- auのスマホならそのまま使える可能性が高い
- ドコモ、ソフトバンクのスマホはSIMロック解除が必須
- UQモバイルのセット販売のスマホなら不安なく使える
という点がポイントでした。
繰り返しになりますが、申込みの前には、UQモバイル公式の動作確認一覧に掲載があるか、またSIMロック解除は必要か確認してくださいね。
UQモバイル公式サイトはこちら//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3531755&pid=886870843