通信費を節約する上で有効な手段という認識が広がってきた格安SIM。「自分も格安SIMを利用したいけど、手持ちのiPhoneでも利用できるか心配」という人もいるかと思います。
私も長年大手通信キャリアのiPhoneを利用していましたが、月々の通信費の高さが家計を圧迫。一番多い月では、なんとスマホの通信費だけで1万円を超えていました。
そんなときに見つけたのが格安SIMです。「なんだか面倒くさそう」「自分のiPhoneで利用できるのか不安」と思っていましたが、まったく問題なく利用開始。格安SIMを利用し続けて今年で約3年になりますが、トラブルに見舞われたことはありません。また通信費も月々2,000円前後まで節約できました。大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、私の場合はなんと5分の1に通信費を節約できたのです。
今回の記事では、様々な格安SIMでiPhoneを利用してきた私が「本当に格安SIMでiPhoneを利用できるのか」についてご紹介していきます。
この記事の目次
格安SIMでiPhoneは利用できる?
「本当に格安SIMでiPhoneを利用できるのか不安」という人もいるでしょう。結論ですが、格安SIMでもiPhoneは利用できます。
ただしドコモやau、ソフトバンクなど通信キャリアで購入したiPhoneは”SIMロック”と呼ばれる制限がかけられています。SIMロックがかかったiPhoneは格安SIMで利用できない可能性があるので、SIMロックを解除しておくことをおすすめします。
SIMロックの有無の確認や解除方法については、後ほどご説明します。
格安SIMで利用できるiPhone
格安SIMで利用できるiPhoneは、下記の通りです。
シリーズ | 利用 |
iPhone SE(第2世代) | 可能 |
iPhone 11 Pro Max | 可能 |
iPhone 11 Pro | 可能 |
iPhone 11 | 可能 |
※iPhone XSシリーズ以前のモデルも格安SIMで利用可能。
※ただしSIMロックがかかったiPhoneの場合、通信回線によっては利用不可の場合あり。
iPhoneを格安SIMで利用する際に気を付けるべきポイントは、SIMロックがかかっているかどうかです。SIMロックが解除されているiPhone(SIMフリーiPhone)なら、格安SIMで問題なく利用できます。
格安SIM公式サイトにて、動作確認端末を確認できる
「本当に格安SIMでiPhoneを利用できるか不安」
「新しいiPhoneが発売されたけど、格安SIMで利用できるか不安」
「かなり古いiPhoneを格安SIMで利用できるのか確認したい」
このように感じている人は、実際に格安SIM公式サイトから「動作確認済み端末」のページを確認しましょう。格安SIM公式が実機で通信できるかどうかを確認しているので信頼感があります。
「(格安SIMの名前) 動作確認端末」でインターネット検索すると、該当するページをスムーズに発見できます。古いiPhoneを利用する人や最新のiPhoneを利用する人、信頼できる情報を得たいという人は、公式サイトで発表されている動作確認端末をチェックしましょう。
格安SIMでiPhoneを使う方法は2つ!
「格安SIMでiPhoneを利用するにはどうしたら良いのだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。iPhoneを格安SIMで利用するには、以下の2通りの方法があります。
・①iPhoneをセット購入する
・②SIMを契約して自分のiPhoneで使う
それぞれの方法について、下記で詳しくご紹介します。
格安SIMでiPhoneを使う方法①iPhoneをセット購入する
格安SIMでは自社でiPhoneを取り扱っている会社があります。
格安SIMとiPhoneをセットで購入するとどのようなメリットがあるのか、下記でご紹介します。
新しく買い換えたい人におすすめ!
「iPhoneを新しく新調しようと思っている」
「これからiPhoneを購入して格安SIMで利用したい」
このように考えている人は、格安SIMでiPhoneを購入してみてはいかがでしょうか。iPhoneはAppleStoreや家電量販店などで入手できます。しかし格安SIMで利用できる”SIMフリーモデル”のiPhoneは、店舗によっては取り扱っていないお店もあります。
格安SIMでiPhoneを購入すれば、通信回線と一緒にiPhoneを購入できるので手間がかかりません。iPhoneを新しく買い替える人は、格安SIMからの購入を考えてみませんか。
iPhoneセット契約のメリット
格安SIMからiPhoneを購入するメリットは他にもあります。以下では、iPhoneをSIMカードとセットで契約することのメリットについてご紹介します。
メリット1:SIMロック解除が不要
iPhoneを持ち込んで利用する場合と比較すると、格安SIMからiPhoneを購入したほうが設定をスムーズに行えます。
既に利用しているiPhoneを持ち込んで格安SIMで利用する場合、各キャリアにてSIMロックの解除を行う必要があります。一方で格安SIMで購入したiPhoneは、APN設定を行えばすぐに通信可能です。iPhoneを持ち込む場合に比べてスムーズに利用開始できるのが、格安SIMが販売しているiPhoneの魅力だと思います。
※ただしY!mobileなど一部の格安SIMでは、SIMロックされたスマホが販売されています。必ずしも「格安SIMで販売されているスマホ=SIMフリー」とは限らないのでご注意ください。
メリット2:端末補償サービスに加入できる
UQモバイルの「端末補償サービス」やIIJmioの「端末補償オプション」など、格安SIMでスマホを購入すると契約できる補償サービスがあります。これらの補償サービスを適用する条件は「格安SIMからスマホを購入すること」です。よってiPhoneを格安SIMで購入した場合は、補償サービスに加入できます。
ただし格安SIMの中には「iOS端末は除く」といった条件が付いている場合があるので注意しましょう。
メリット3:分割払いでiPhoneを購入できる
格安SIMからiPhoneをセット契約する最大のメリットは、分割払いでiPhoneを購入できることだと思います。
格安SIMで発売されているiPhoneは低価格モデルが中心。そこからさらに分割払いでiPhoneを購入できるので、一度に支払うお金の負担を抑えつつiPhoneを購入できます。
「良い状態のiPhoneを、よりお得に入手したい」と考えている人は、格安SIMから分割払いでiPhoneを購入してみませんか。
iPhoneセット契約のデメリット
残念ながら、格安SIMからiPhoneを購入する場合のデメリットはあります。そのデメリットとは、古いモデルのiPhoneしか取り扱われていないことです。
デメリット:最新のiPhoneが取り扱われているとは限らない
格安SIMで取り扱われているiPhoneは、1世代以上前のモデルの場合も。
例えば2020年10月現在、iPhoneの最新モデルは「iPhone 11」シリーズや「iPhone SE(2020年モデル)」が挙げられます。一方で格安SIMで取り扱われているiPhoneは、2016年に発売された「iPhone 7」を中心に、iPhone 8やiPhone XR / XSなどが取り扱われています。
10月23日にiPhone12が発売されますが、公式に発表された取り扱い通信事業者は三大キャリアのみです。iPhone12を使う場合、AppleStoreから購入するか、大手通信キャリアから購入したモデルをSIMロック解除するしかありません。
iPhone12はアップル初の5G回線対応。大手キャリアで機種変更する場合は5G対応のプランへの変更が必要となります。5G回線に対応している楽天モバイルでは、iPhone12も含め動作保証対象外です。
IIJmioは、発売後に動作確認をする旨を発表しています。
各キャリアからもiPhone 12シリーズの提供が発表されていますが、iPhone 12シリーズは初の5G対応iPhoneということもあり、弊社回線での利用可否の確認が必要だと考えています。
なお、IIJmioでiPhone 12シリーズが利用できるかについて、現時点で弊社に情報がありません。
ご購入を検討のお客様は、弊社での動作確認をお待ち頂くことをおすすめいたします。
引用元:https://www.iijmio.jp/info/iij/1602664610.html
格安SIMでiPhone12を使うことを検討している方は、動作確認が済むまで様子を見た方が安心かもしれませんね。
格安SIMが販売しているiPhone
以下では、多くの格安SIMで取り扱われているiPhoneについてご紹介します。ただし格安SIMによっては取り扱いがなかったり、違うモデルが販売されていることもあるのでご注意ください。
格安SIMが販売しているiPhone1:iPhone 7
iPhone 7は2016年に発売されたモデルです。発売から時間が経っているモデルですが「指紋認証とホームボタンに対応」「防水・防塵に対応」「おサイフケータイに対応」など、2020年現在でも問題なく利用できるiPhoneです。
特にiPhone 7は主要な格安SIMのほとんどで取り扱われており、入手しやすさも魅力的。「コスパの良いiPhoneを購入したい」と考えている人にとてもおすすめのiPhoneです。
格安SIMが販売しているiPhone2:iPhone 8
iPhone 8は2017年に発売されたモデルです。基本的な性能はiPhone 7とほぼ同じですが、新たに「ワイヤレス充電」に対応しており、Qi対応のワイヤレス充電機があれば置くだけで充電できます。
価格の安さではiPhone 7に劣るものの、ワイヤレス充電対応で処理性能の高い「ホームボタン付きiPhone」を格安SIMでセット購入したいならおすすめのモデルです。
格安SIMが販売しているiPhone2:iPhone XR / XS
iPhone XR / XSは2018年に発売されたモデルです。ホームボタンが無くなり、所有者の顔を認識してロック解除する「顔認証」が新たに加わりました。ディスプレイも広くなり、インカメラ部分が浮き出た「ノッチディスプレイ」が話題になったことも記憶に新しいです。またiPhone XSおよびXS Maxでは、iPhone初のデュアルカメラに対応しました。
「顔認証対応のiPhoneを利用したい」「高品質な写真を撮影したい」という人は、iPhone XR / XSを格安SIMからセット購入してみてはいかがでしょうか。
格安SIMが販売しているiPhone2:iPhone SE(第2世代)
iPhone SEは2020年4月に発売されました。取り扱う格安SIM会社が増えてきています。iPhone11 Proと同じチップを採用し、カラーバリエーションは3種類。
カメラのスペックはiPhone 11より劣りますが、シングルカメラながら一眼レフカメラで撮った写真のように背景をぼかせしたポートレート撮影ができます。
ホームボタンの復活と、アップルストアの価格で64GBモデルが税抜き44,800円という価格が人気です。
格安SIMでiPhoneを使う方法②SIMを契約して自分のiPhoneで使う
「既にiPhoneを利用している」「AppleStoreから購入したiPhoneを格安SIMで利用したい」と考えている人もいるでしょう。
格安SIMでは、SIMカードだけ契約することも可能なので、自分で購入したiPhoneを格安SIMでお得に運用できます。
今iPhoneを持っている人や最新作を使いたい人におすすめ!
既にiPhoneを利用している人や、新しく発売されたばかりのiPhoneを利用したい人は、格安SIMへのiPhone持ち込みをおすすめします。現在利用しているお気に入りのiPhoneを購入できますし、格安SIMで取り扱われていないモデルのiPhoneも利用できるのが大きな魅力です。
格安SIMでiPhoneを持ち込むメリット
以下では格安SIMにiPhoneを持ち込んで利用するメリットについてご紹介します。格安SIMへのiPhone持ち込み利用は、金銭面でのメリットが大きいです。
格安SIMでiPhoneを持ち込むメリット1:通信費が安くなる
既に大手キャリアからiPhoneを購入している人は、格安SIMに乗り換えることで通信費が大幅に下がります。
例えば私の場合、ドコモでiPhoneを利用していた時は端末代金(分割払い)とデータ通信+音声通話料金で月々1万円以上もスマホ代を支払っていました。今はBIGLOBEモバイルを利用していますが、通信費は月々2,000円前後です。またドコモで購入したiPhone 7をそのまま利用したので、端末代金もかかりませんでした。
格安SIMでiPhoneを利用するのは通信費もお得になりますが、手元のiPhoneをそのまま使えば端末代金を支払う必要もありません。iPhoneの持ち込み利用は、とてもお得な格安SIMの活用方法だと思います。
格安SIMでiPhoneを持ち込むメリット2:音声通話かけ放題オプションが用意されている格安SIMがある
「格安SIMって音声通話料金が高いって聞いたけど本当?」と疑問に思っている人もいるでしょう。実際、格安SIMが生まれたばかりのころは音声通話かけ放題オプションがほぼ無かったので、音声通話をたくさん利用する人にとっては使いにくいものでした。
しかし2020年現在では、格安SIMでも音声通話かけ放題オプションが用意されています。
例えばY!mobileやUQモバイルでは「音声通話かけ放題オプション」が用意されています。これは大手キャリアと同じく、いつでも何度でも何分でも音声通話がかけ放題になるサービスです。他の格安SIMでも「3分以内なら何度でもかけ放題」「10分以内なら何度でもかけ放題」といった音声通話オプションを用意しているところが多いです。
格安SIMでも音声通話は利用しやすくなりました。持ち込みなら自分の好きなiPhoneを、好きな格安SIMで利用できます。選択肢の幅広さが、iPhone持ち込みで格安SIMを利用する魅力です。
格安SIMでiPhoneを持ち込むメリット3:カウントフリー・オプションが用意されている格安SIMがある
格安SIMの中には、特定のサービスで利用したデータ通信を消費しない「カウントフリー・オプション」に対応している会社があります。
有名なところでは、LINEアプリで利用したデータ通信が消費されない、LINEモバイルの「LINEデータフリー」。またYouTubeなどを利用してもデータ通信が消費されない、BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」が挙げられます。
「カウントフリー・オプションに対応した格安SIMを利用したいけど、自分の使いたいiPhoneがそのキャリアで販売されていない」といった人は、iPhoneを持ち込み利用してみてはいかがでしょうか。好きな格安SIMを自由に選べる”選択肢の幅広さ”が、格安SIMにiPhoneを持ち込む魅力です。
格安SIMでiPhoneを持ち込むデメリット
残念ながら、格安SIMでのiPhone利用には不便に思うかもしれない点があります。
以下では、格安SIM契約後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐために、iPhone持ち込みで格安SIMを利用するデメリットについてご紹介します。
格安SIMでiPhoneを持ち込むデメリット1:SIMカードのサイズが一致していないと利用できない
iPhoneのSIMカード形状と契約したSIMカードのサイズが一致していないと、iPhoneでモバイルデータ通信を利用できません。
SIMカードには「nanoSIM」「MicroSIM」「標準SIM」の3種類があります。iPhone 5以降のiPhoneでは「nanoSIM」が採用されており、他のサイズのSIMカードを契約しても、iPhoneに挿入できません。SIMカードが挿入できないと、モバイルデータ通信を利用できません。
iPhone 5以降のモデルで格安SIMを契約する際は、SIMカードのサイズを「nanoSIM」で契約するようにしましょう。
格安SIMでiPhoneを持ち込むデメリット2:アクセスが集中すると通信速度が遅くなる
iPhoneを持ち込む場合に限らずセット購入した際にも通じるデメリットですが、格安SIMは大手キャリアよりも通信速度が遅くなりがちです。
格安SIMは大手キャリアの回線設備を借りて利用しているため、アクセスが集中すると通信回線が遅くなります。特に平日のお昼時間帯は、非常に通信速度が遅くなりがちです。
格安SIMでiPhoneを利用しつつ通信速度を低下させないためには、モバイルルーターとの併用や、UQモバイルやY!mobileといった通信速度が遅くなりにくい格安SIMを契約することをおすすめします。
格安SIMでiPhoneを持ち込むデメリット3:不具合やトラブルを相談できる場所が少ない
同じく持ち込み・セット契約両方に通じるデメリットですが、格安SIMは不具合が発生しても相談できる場所が少ないです。
格安SIMは大手キャリアのように実店舗を持たない会社も多いため、トラブルが発生してもショップ等での対面対応ができない場合もあります。チャットや電話にてサポートを行っていますが、対面でのサポートに比べると心もとないもの。また格安SIMで利用しているiPhoneが利用不能になると、サポートに連絡すらできないという事態もあり得ます。
対策としては、近くに利用予定の格安SIMの実店舗があるか事前に確認したり、予備の通信回線契約をおすすめします。
【注意】SIMフリー端末か確認をしておこう
iPhoneを格安SIMに持ち込んで利用する際は、SIMロックが解除されているか(SIMフリーの端末かどうか)確認しましょう。SIMロックがかかったままだと、格安SIMで通信できない可能性があります。
大手キャリアからスマートフォンを購入した場合は、スマホにSIMロックがかけられています。中古品や知人から譲り受けたスマホなど、SIMロックの有無が分からない人は、下記の手順でSIMロックがかけられているか確認しましょう。
中古品を使う場合は、端末の代金に未払いがないことを必ず確認してください。残債のある端末は、通信がロックされている場合もあります。
確認手順①:(中古品を購入する場合)SIMロックの有無を確認する
「これから中古品のiPhoneを購入するのだけれど、SIMロックの有無はどうやって確認すべきなのだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。
中古ケータイショップ等でスマホを購入する場合は、SIMフリーかどうかは値札などに掲示されています。「SIMフリー」と記載されていたらSIMロックはかかっていません。
一方で「ドコモ」「au」「ソフトバンク」など、通信キャリアの名前が記載されている場合は、SIMロックが解除されていないことを意味します。
確認手順②:SIMカードをiPhoneに挿入する
「知人から譲り受けたiPhoneだから、SIMロックの有無が分からない」という人もいるでしょう。
その場合は、スマホのSIMカードを入れ替えてみることをお勧めします。スマホの電源を切ってからSIMカードを入れ替え、再度スマホを入れたときに通信できるかどうかで判断できます。SIMロックがかけられている場合、SIMを入れ替えて端末を起動すると「アクティベーションが必要です」「SIMはロックされています」といった表示がされます。
iPhoneにSIMロックがかかっていた場合、どうするべきなのでしょうか?下記では「SIMロック解除手順」について、詳しくご紹介します。
解除方法①:キャリアショップに持ち込む
入手したiPhoneにSIMロックがかかっている場合は、キャリアショップに持ち込むことでSIMロックを解除できます。この方法はドコモ・au・ソフトバンクで利用できます。また自分がキャリアからiPhoneを購入した場合はもちろん、中古品を購入した場合でも受け付けてくれます。
ただし中古iPhoneの場合「iPhoneが購入されてから101日目以降であること」「ネットワーク通信制限を受けていないこと」などの条件が付きます。
解除方法②:(ドコモのみ)電話でSIMロック解除する
ドコモのみ、音声通話でSIMロックの解除手続きを行えます。
ただし「自分がドコモから購入したスマートフォンの場合のみ」という条件が付きます。中古で購入したiPhoneをSIMロック解除する場合は、キャリアショップに持ち込む必要があります。
解除方法③:Web上でSIMロック解除する
ドコモ・au・ソフトバンクでは、Web上の各キャリア「マイページ」からSIMロック解除を申請できます。キャリアショップに持ち込むと、事務手数料(3,000円/税抜)が発生するのに対して、Web上でSIMロック解除申請をする場合は手数料が発生しません。
ただしソフトバンクの場合、中古で購入したスマホはソフトバンクショップでしかSIMロック解除できないので注意しましょう。
格安SIMにはiPhoneの修理オプションはある?
「格安SIMを契約したいけど、現在利用しているiPhoneは今後も使い続けたい」と考えている人もいるでしょう。実は格安SIMの中には、持ち込みiPhoneに対しても修理オプションを提供している会社があります。
iPhoneの修理・補償オプションに対応している格安SIMは多くはありません。補償・修理オプションを契約したいなら、下記でご紹介する格安SIMとの契約をおすすめします。
格安SIMでiPhoneを購入すれば、修理オプションに加入できる
「OCNモバイルONE」という格安SIMでは、「あんしん補償」というオプションに、月額500円(税抜)で契約できます。補償上限は50,000円。スマホの画面割れや水濡れ・故障などトラブルが発生した場合、修理や交換に対応してくれます。
他にも「IIJmio」の「つながる端末補償」なら月額500円(税抜)でオプションを契約可能。画面割れや水濡れといったトラブル時に「修理」や「交換」といった対応を行ってくれます。
mineoでもiPhone故障時の端末交換サービスが用意されている
格安SIMの中でも特にiPhoneの補償が充実しているのが「mineo」です。mineoでは手厚い「安心・安全オプション」が用意されています。
例えば「mineo端末安心保証 for iPhone」では、mineoで購入したiPhoneが水没・落下で故障した場合、最短翌日に交換用端末を届けてくれます。持ち込んだiPhoneを利用する際も「持込み端末安心保証サービス」を申し込めば、持ち込んだiPhoneが破損・水濡れなどトラブルが発生したときに「修理」や「交換」サービスを受けられます。
mineoは他にも「訪問サポート」など、初心者でも安心して利用できる仕組みが整っています。初めての格安SIMで使い方に不安を感じている人は、mineoとの契約をおすすめします。
格安SIMでiPhoneを使うAPN設定方法
以下ではAPN設定方法についてご紹介します。
APN設定を難しそうと思う人もいるでしょうが、決められた手順通りに行うだけで誰でも簡単に設定できます。
APN設定とは
格安SIMでiPhoneを利用する場合、APN設定を行う必要があります。APN設定を行わないと、モバイルデータ通信を利用できません。
iPhoneでAPN設定を済ませる方法について、下記でご紹介します。
ステップ①:SIMカードを端末に挿入する
まずはiPhoneの電源ボタンを長押しして、電源をオフにしましょう。
その後、iPhone本体の側面にあるSIMカードトレイを開き、SIMカードを挿入しましょう。SIMカードトレイを開くには、細長い棒状のモノが必要になります。iPhoneの本体箱を持っている人は、中にSIMカードトレイを出すための針金のような備品があるはずです。
今回は、誰でもSIMカードを開くことができるように、シャープペンシルの先でSIMカードトレイを開けています。
SIMカードトレイの上に格安SIMをセットしたら、トレイを本体に戻します。
ステップ②:スマホをWi-Fi接続する
SIMカードを挿入したら、iPhoneの電源をオンにしましょう。
その後、「設定」アプリからWi-Fiに接続します。APN設定にはWi-Fi環境が必須です。
ステップ③:APNプロファイルをダウンロードする
スマホをインターネットとWi-Fiで接続できたら、「APNプロファイル」をダウンロードする必要があります。
APNプロファイルは、格安SIMによってインストール手順が異なります。格安SIMの公式サイトにAPNプロファイルのダウンロード手順について記載されたページがあるので、記載されている手順通りにAPN設定を進めましょう。
「(格安SIM) APN設定」でインターネット検索する
「スマホをWi-Fiに接続できたけど、そこからどうすれば良いのか、上記の説明だけじゃ分からない」という人もいるでしょう。残念ながら、APNプロファイルは各格安SIMによって異なるので、本記事で具体的な手順をお伝えすることができません。
もしあなたが無事にスマホをWi-Fiに接続できたのであれば、APNプロファイルのダウンロードページにアクセスする方法をお伝えします。それは「(利用する格安SIMの名称) APN設定」でインターネット検索することです。
この方法でインターネット検索すれば、検索上位に格安SIMのAPN設定手順とプロファイルのダウンロード方法が記載されているページが見つかるはずです。
難しいときは店舗/カスタマーサポートを利用しよう
「インターネット検索の方法が分からない」「なぜか上手くできなかった」「APN設定が難しすぎる」と悩んでいる人もいるかと思います。
APN設定がうまく行かなかったり不具合を感じているのであれば、格安SIMの公式サポートセンターへ連絡してみましょう。「(利用する格安SIMの名称) 問い合わせ」でインターネット検索すれば、問い合わせ先が見つかるはずです。
インターネット検索が苦手な人は、最寄りの格安SIM店舗へ相談してみましょう。
インターネット検索が苦手な人は、自宅近くに実店舗があるかどうかで利用するキャリアを選んでも良いかと思います。
iPhoneを使うときに知っておきたい!格安SIMによくある質問
最後に、格安SIMでiPhoneを利用する際によく質問される事項と、それに対する回答をご紹介します。
途中からiPhoneに機種変更することはできますか?
最初に持ち込んだスマホを利用したのちに、格安SIMで取り扱われているiPhoneに機種変更することは可能です。
機種変更するにはオンライン手続きをする必要があります。また実店舗がある場合は、そこで機種変更手続きを行うことも可能です。
iPhone初期設定時にエラーが発生する
iPhoneを最初に起動したときに「アクティベートできません」「SIMが無効です」と表示される人もいるでしょう。
その場合は、お手持ちのiPhoneにSIMロックがかけられている可能性が高いです。本記事でご紹介した「SIMロックの解除手順」を参考に、iPhoneのSIMロックを解除しましょう。
iPhoneでWi-Fiに接続する方法を知りたい
iPhoneでWi-Fiに接続するには、まず「設定」アプリを開きましょう。下記画像の左上にあるアプリが「設定」です。このアプリをタップ(軽くタッチ)します。
すると下記画像のような画面が、iPhoneのディスプレイに表示されます。(iOSのバージョンなどにより、お手持ちのiPhoneとは画面が異なる可能性があります。)
上から二番目にある「Wi-Fi」をタップしましょう。
すると下記のような画面に移り変わるはずです。
ここで「Wi-Fi」の右側のアイコンをタップします。下記画像のように、緑色に切り替わったらiPhoneがWi-Fi接続可能な状態になった証です。
上記画像のようになったら、次はiPhoneをWi-Fiに接続しましょう。
「Wi-Fi」の下には、利用可能なWi-Fi回線が表示されています(上記画像ではモザイクをかけています)。利用したい回線のWi-Fiをタップし、パスワードを入力するとWi-Fiに接続できます。
Wi-FiのID(回線名)とパスワードは、お手持ちのルーターをご確認ください。
iPhoneから通信プランを変更する方法を知りたい
iPhoneから通信プランを変更するには、格安SIM公式サイトの「マイページ」にアクセスして「通信プランの変更」を行う必要があります。一度慣れてしまえば、手軽にiPhoneから通信プランを変更できるようになります。
上手くできない人は、格安SIMの直営店ならプラン変更に対応しています。最寄りの店舗で、プラン変更を申請してみましょう。
まとめ
「iPhoneを利用したいけど、月々の通信費が高くて悩んでいる」「廉価版iPhoneを利用したい(している)けど、通信費も下げられないか悩んでいる」という人は、この機会に格安SIMでiPhoneを運用してみませんか?格安SIMにするだけで、大手通信キャリアよりも通信費を半額以下にすることも難しくありません。
私自身、ドコモで契約していた時は月1万円近くの通信費が請求されていました。しかし現在の私の通信費は、月2,000円前後です。格安SIMに変更するだけで、私の場合は通信費を5分の1にすることができました。
あなたもこの機会に格安SIMと契約し、お得にiPhoneを利用してみませんか?