最近話題の格安SIM。
中でも、LINEモバイルは大きく人気を集めている格安SIM会社の一つですよね。
「LINEモバイルが気になるけど実際、速度ってどうなの?」
「やっぱり大手キャリアより速度が遅いんじゃないかな…」
「使う時間帯によってかなり遅くなると聞いたけど…」
LINEモバイルに興味を持ちながらも、こんな不安があってなかなか契約に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
正直、LINEモバイルなどの格安SIMは通信速度にばらつきがあります。
今回は、LINEモバイルを実際に使った筆者が、LINEモバイルの通信速度について徹底解説します。
LINEモバイルの契約を考えている方の参考になればと思います。
この記事の目次
LINEモバイルの速度の大前提
通信速度が速いのか遅いのかを確かめる前に、LINEモバイルの速度の大前提をおさらいします。
大手キャリアより速度は遅い
まず、LINEモバイルは格安SIMなのでどうしても大手キャリアより速度は遅くなりがちです。値段が安い分、大手キャリアほどの安定した通信はできないかもしれません。
逆に大手キャリアほどの速度が必要ないという人には、安さというメリット。
混み合う時間は遅くなる
お昼や夕方など一定時間ではありますが、たくさんの人が利用して回線が混み合う時間は遅くなる場合が多いです。
これは、通信制限がかかっていない場合や、カウントフリー対象のSNSを利用している場合も同様です。
一時的に高速通信が可能なバースト機能もないので、速度面でストレスを感じる方はいるかもしれませんね。
通信量を超えると低速になる
月々に契約している通信量を超えてしまうと通信制限がかかるので低速になります。
ただ、LINEモバイルはSNSのカウントフリープランが用意されていて、対象SNSなら契約している通信料を消費せず閲覧することが可能。
もちろん、契約している通信料を超えても対象SNSを閲覧する際には低速にはなりません。
通信速度の速い/遅いってなに?おさらいポイント
そもそも、通信速度の速い/遅いとはどのような基準で判断しているのでしょうか。
通信速度についておさらいしていきます。
上り速度とは
上り速度とはデータをアップロードする際の速度のことです。
言い換えれば、送信する際の速度ということですね。
メールを送ったり、SNSを投稿したりする際の速度を指します。
下り速度とは
下り速度とはデータをダウンロードする際の速度のことです。
言い換えれば、受信する際の速度ということですね。
メールを受け取ったり、YouTubeなどの動画を閲覧したりする際の速度を指します。
LINEモバイルを実際に使って調べた速度結果!
実際にLINEモバイルを利用している筆者が、朝・昼・夕・夜の速度を計測してみました。計測の条件は以下のとおりです。場所や端末によっても速度の条件は変わりますので、参考程度に見ていきましょう。
- 測定日:2020/06/07
- 測定場所:高知県高知市の屋外
- 測定端末:iPhone8
- 測定回線:LINEモバイル(docomo回線)
- 測定ツール:Googleスピードテスト
朝(8:00〜11:00)の速度
下り回線が驚くほど高速を叩き出しています。
これならYouTubeなどの動画閲覧もストレスなくできるレベルだと思います。
朝は快適な通信環境のようですね。
昼(12:00〜15:00)の速度
朝の速度とは一転し、下り回線が低速になっています。
実際に、ネットサーフィンをしているとページをなかなか読み込まず、ストレスを感じました。
また、カウントフリー対象であるSNS(Twitter等)であっても、画像読み込みがかなり遅いと感じました。
夕方(16:00〜19:00)の速度
お昼と比べると快適な速度です。
ネットサーフィンも、カウントフリー対象のSNS閲覧・投稿も問題なく行えました。
夜(20:00〜24:00)の速度
夜は朝と夕方同様、かなり快適に通信ができました。
おそらく、ほとんどの人が帰宅してWi-Fiを利用しているため、データ通信が混雑していないのだと考えられます。
測定結果のまとめ
測定時間によって、速度にかなりばらつきがありました。
利用者が少ない時間帯だと、大手キャリアと比べても遜色ないかなりの高速通信ができると分かりました。
ただ、回線が混雑するお昼の時間帯だけはどうしても低速になってしまいスムーズにデータ通信が行えないという結果になりました。
LINEモバイルの通信速度の口コミ
実際にLINEモバイルを使っている方々の口コミを集めてみました。
参考にしてみてください。
全体の口コミ
LINEモバイルの通信速度に関する口コミをまとめてみました。
通信速度が速いという意見と、通信速度が遅いという意見が半分ずつぐらい見られました。
通信速度が速くて、使いやすいです。
引用元:https://minhyo.jp/(2020/06/07現在)
今まで8000円近く支払っていた料金が約2200円くらいまで下がったのでお財布的にも助かりますし、実際に使っていて通信が遅くてイライラする機会はあまりありませんでした。さすがに動画をHD画質で再生するとカクついてしまったりはしますが、SNSやネットブラウジングくらいなら特に不便は感じません。
引用元:https://minhyo.jp/(2020/06/07現在)
ドコモ回線の口コミ
使っている回線によっても、通信速度に差があるようです。
まずは、ドコモ回線の口コミをご紹介します。
やはり、使う時間帯によって遅くなることが多いようです。
docomoの余り回線なので正直遅いです。
家にはWi-Fi環境があるのでいいですが
外出先ではテキストサイトしか見ません
動画は低画質でも読み込みでよく止まります。
お試しプランがないので都会の人ほどWi-Fi環境は必須だと思います。引用元:https://minhyo.jp/(2020/06/07現在)
通信速度はdocomo回線利用で、今のところ不満はありません。(クソ田舎の離島に住んでいます。人の多いところだとまた違うのかもしれませんが、東京や遊園地などでも特に遅くなった事はありません。)
引用元:https://minhyo.jp/(2020/06/07現在)
au回線の口コミ
次にau回線の口コミをご紹介します。
au回線も、ドコモ回線と同様に混雑する時間帯は遅くなってしまうことが多いようです。
格安simはここしか利用していませんが昼時のスピードに不満。読み込みが遅くて使い物にならない場合もあります。その他時間帯ではスマホのau回線に比べて遅いですけど値段との兼ね合いで我慢できるレベルです。
引用元:https://kakaku.com/(2020/06/07現在)
お昼、夕方とも何の不満もなく使用できています。
引用元:https://kakaku.com/(2020/06/07現在)
速度は問題なしです。時間帯によっては厳しいですが、LINEは繋がります。
引用元:https://kakaku.com/(2020/06/07現在)
ソフトバンク回線の口コミ
最後にソフトバンク回線の口コミをご紹介します。
ソフトバンク回線は、ドコモやauに比べると利用者が少ないようです。
また、上記2社の回線に比べたら良い口コミが多く、LINEモバイルの中では比較的速度が安定しているようです。
データ、音声共に問題ありません。都内在住でSB回線ですがドコモ回線より室内は弱めです。SBの仕様だと思います。
引用元:https://minhyo.jp/(2020/06/07現在)
ネットもソフトバンクの時に比べて、少し速度は落ちましたが、全く不便な事はなく、家のWi-Fiで快適にネットをしています。
引用元:https://minhyo.jp/(2020/06/07現在)
鳥取県の実家で母が使用してましたが、つながりが悪いため私のドコモ回線と交換しました。横浜・大宮・上野東京ライン間ではソフトバンク回線問題なく使用してます。
引用元:https://kakaku.com/(2020/06/07現在)
LINEモバイルの速度が遅いと感じたときの5つの対策
LINEモバイルを使う中で、どうしても速度が遅いと感じることがあると思います。
そんな時に、試して頂きたい5つの対策をご紹介します。
混雑する時間帯(12時頃)を避けて利用する
お昼の時間帯は、データ通信を利用する人が多くなります。
回線が混み合うと、どうしても通信速度が遅くなってしまいます。
そのため、混み合うと考えられる時間帯を避けて利用することで、快適な速度で利用できるはずです。
ソフトバンク回線を選ぶ
上記の口コミからも分かるように、LINEモバイルの中でもソフトバンク回線は比較的通信が安定しているようです。
LINEモバイルのau・ドコモ回線で通信速度に不満がある方は、ソフトバンク回線に乗り換えるのもアリかもしれません。
これから契約される方は、ぜひソフトバンク回線での契約がおすすめ。
プランを見直してみる
もしデータ容量の上限にかかって速度が遅くなっているという方は、プランを見直してみるのも一つの手と言えるでしょう。
LINEモバイルではSNSカウントフリープランなど、お得なプランが多く用意されているので、自分に合ったプランを検討してみてください。
プランを見直す際は、ぜひこちらの記事を参照してみてください。
追加データを購入する
プランは月ごとの契約になるので、月の途中で通信制限にかかった場合に急いでプラン変更をしたとしても、適用は来月からになってしまいます。
通信制限をすぐに解除して高速で使いたい!という方は追加でデータを購入することをおすすめします。
LINEモバイルのマイページから簡単に購入できるので、ぜひやってみてください。
ただ、追加データの購入はプランとして契約するよりも割高になるので、できれば初めから余裕のあるプランで申し込んでおくのがおすすめです。
他にもマイページでできることが気になる方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
Wi-Fiとセットで使用する
お昼の時間帯などの、どうしても混み合う時間帯はWi-Fiを使うことでストレスなく通信できます。
ポケットWi-Fiなどが準備できるのであれば、併用することによって快適な通信環境が実現できるでしょう。
ポケットWi-Fiの準備が難しい方でも、最近ではカフェなどに当たり前のようにWi-Fiが整備されていますし、回線が混み合う時間帯はWi-Fiの活用がおすすめ。
LINEモバイルの速度でよくある質問
LINEモバイルの速度に関して、よくある質問をまとめてみました。
Q:契約したデータ容量をオーバーした場合、データ通信ができなくなるのですか?
A:データ容量をオーバーして利用した場合は、通信速度制限がかかり、データ通信の速度が落ちます(通信ができなくなるわけではありません)。低速通信時は最大 200kbps となります。データ容量を追加購入することで通信速度制限を解除することができます。
引用元:https://mobile.line.me/(2020/06/07現在)
Q:通信速度制限されてしまったので、データ通信量を追加したいです。
A:PCまたはLINEモバイル公式アカウントよりマイページにログインし、「データ容量の追加購入」から追加購入できます。
引用元:https://mobile.line.me/(2020/06/07現在)
Q:通信品質向上のための取組を実施する背景はなんですか?
A:近年、モバイル通信において動画配信をはじめとする大容量のデータ通信量を必要とするサービスの利用が増加し、LINEモバイルのお客様全体のデータ通信量(トラフィック)が飛躍的に増加しています。
データ通信量の急増は、 お客さまの利用が集中する時間帯において通信速度の低下が生じる原因の1つとなっています。
LINEモバイルでは、これまで通信回線の増強や他のお客様のご迷惑となるような大容量のデータ通信量を発生させる通信の抑制などの取組を実施してまいりましたが、これらの取組の一環として実施するものです。引用元:https://mobile.line.me/(2020/06/07現在)
まとめ
今回はLINEモバイルの速度についてレビューしました。
人気の格安SIMということもあり、利用者が増えていることからどうしても時間帯によって遅くなることもあるようです。
混雑する時間帯の利用を避けたり、Wi-Fiを併用することで上手に付き合えるといいですね。
SNSカウントフリープランなど、他社にない魅力がある格安SIMですので、ぜひ一度ご検討ください。