auユーザーで毎月のスマホ代を節約したいと悩んでいるユーザーもいるのではないでしょうか。
評判の良い格安SIMに、乗り換えを検討中のユーザーもいるでしょう。
そこで今回は、人気の格安SIMキャリア、LINEモバイルに注目してみました。
サービス内容など、基本情報とauからLINEモバイルに乗り換える方法や注意ポイントなど、乗り換えに関するお得な情報を重点的に紹介します。
乗り換えを検討しているauユーザーは、ぜひ以下を参考にしてみてください。
本文中の価格と情報は2020年11月現在の税抜き価格です。
(引用:LINEモバイル公式サイト 2020/10/27現在)
この記事の目次
auからLINEモバイルに乗り換えると毎月3,090円安くなる!
auではデータ使用量に応じて段階的に月額料金が高くなるシステムを採用しています。そのため、auとLINEモバイルでは、完全一致する料金プランはありません。
通話かけ放題にも通話時間にかかる上限が不一致となっている点にも注意してください。
- auはデータ使用量が1GB~4GB間の場合の料金と、LINEモバイルは3GBまで使えるデータ容量プラン
- かけ放題オプションは、auが5分までのかけ放題、LINEモバイルは10分までのかけ放題
- 端末代金は考慮しない
- auは次世代回線の5G
- 両方とも音声通話タイプ
- 家族割、新規割、キャンペーンなどの各種割引は適用なし
- 2年縛りなし
以上の条件で、auとLINEモバイルの料金を表で比較していきましょう。
au | LINEモバイル | |
プラン | ピタットプラン1~4GB | ベーシックプラン3GB |
プラン料金 | 4,650円 | 1,480円 |
かけ放題 | 800円(5分) | 880円(10分) |
合計 | 5,450円 | 2,360円 |
今回のケースでは、LINEモバイルの方が3,090円お得になります。
au料金は家族割(3人以上)、auスマートバリュー加入で、永年1,500円の割引が受けられますが、それでも3,150円なのでLINEモバイルの方がお得です。
通話のかけ放題では、そんなに変わらない料金ですが、auは上限5分まで、LINEモバイルは上限10分までと、2倍の差があります。
データフリーオプションを加算しても安い月額料金
LINEモバイルにはデータフリーオプションがあり、一番高い+480円のプランを利用しても、月額1,980円です。
データフリーオプションは、頻繁に使うSNS(Twitter、LINE、Instagramなど)や音楽定額制サービス(LINEMUGIC、Spotify、AWAなど)がデータ容量を消費せずに、好きなだけ楽しめます。
契約したデータ容量の上限を使い切ってしまっても、TwitterやInstagramは速度制限されず使い放題です。
LINEデータフリーなら無料
LINEデータフリーのプランを申し込めば、追加料金なしでLINEが使い放題になります。
500MB音声通話プランなら、月額料金は1,100円です。しかも、500MBを使い切ってしまっても、LINEだけは快適な速度で使えます。
MNPの乗り換えはできませんが、通常の電話でのやり取りをせずにLINEを中心にスマホを使う場合、月額料金が600円のデータSIM(SMS付き)500MBプランという選択肢もあります。
auからLINEモバイルへの乗り換えの前に確認しておくべきことをチェック!
(引用:LINEモバイル公式サイト 2020/10/27現在)
すぐにでもLINEモバイルに乗り換えをしたいところですが、その前に乗り換え時に発生する費用や準備しておくことを確認しておきましょう。
移行にかかる費用はいくら?
乗り換えるタイミングで、auとLINEモバイル、両社それぞれでかかる費用を説明します。
auに支払う費用
auでは加入した時期によって、2年契約か2年契約Nに分かれますが、それぞれのプランで解約したときの金額が違います。
2年契約なら、更新月(前月~翌月の3ヶ月間)に乗り換えをすれば、契約解除料はかかりませんが、その他の月では9,500円の契約解除料がかかります。
対して、2年契約Nで契約していた場合、更新月(前月~翌月の3ヶ月間)以外に解約すると、1,000円の契約解除料が必要です。
LINEモバイルに払う費用
LINEモバイルに乗り換える際、SIMカード発行手数料として400円、WEB登録事務手数料が3,000円と、合計3,400円の支払いが発生します。
しかし、エントリーパッケージで申し込みをした場合は、SIMカード発行手数料はそのままですが、WEB登録事務手数料の大幅割引が可能です。
ケーズデンキ、コジマなどのオンラインショップや実店舗、Amazon、Yahoo!ショッピングなどで、エントリーパッケージを300円~500円(ショップによって変動あり)で購入します。
あとはエントリーパッケージにあるエントリーコードを利用して、申し込みをするだけで3,000円の事務手数料が不要になる仕組みです。
初期費用を少しでも安くしたい場合は、エントリーパッケージでの申し込みを検討してみましょう。
手続きに必要なものを準備しておこう
申し込みには必ず下記にあるものが必要です。
・クレジットカード(申込者と同一名義)
・本人確認書類
・MNP予約番号
本人確認書類は画像ファイルで用意し、クレジットカードとMNP予約番号は手元に用意しておいてください。
本人確認書類の詳細については、「こちら」で確認しましょう。
auのスマホをそのまま使うなら機種によってはSIMロック解除が必要!
LINEモバイルでは、au回線、docomo回線、ソフトバンク回線と、3種類から選ぶようになっています。
auで購入したスマホをLINEモバイルのau回線で使う場合は、SIMロック解除が必要なときと、必要ではないときがあるので、公式サイトの「動作確認済み端末一覧」で確認してください。
docomo回線とソフトバンク回線は、すべての端末でSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除は、パソコンやスマホ、auショップで手続き可能で、解除手数料は3,000円です。
条件として2015年4月23日以降に発売された端末で、購入から101日以上が経過していること必要です。条件に当てはまらない場合はSIMロック解除できません。
LINEモバイルに家族みんなで乗り換える方法は?
家族全員でauからLINEモバイルに乗り換えるときは、まずは契約者が自分の分を申し込みます。そのあと、追加申し込みで家族の分を申し込んでください。
その際、音声通話プランを申し込めば、WEB登録事務手数料は無料になります。
データSIMプランでも、3,000円が500円に割引されるので、家族全員で乗り換える場合は、追加申し込みで手続きをしてください。
auからLINEモバイルの乗り換え手続き
次に実際の乗り換え手続きの手順をみていきましょう。
手順①:auでMNP予約番号を発行
auの実店舗かオンライン、サポートセンターへの電話で、MNP予約番号を取得します。
auで取得したMNP予約番号には15日間の有効期限があるので、有効期限内に乗り換え手続きを完了させてください。
手順②:ウェブから申込みをする
(引用:LINEモバイル公式サイト 2020/10/27現在)
エントリーパッケージを利用する場合は、この時点で16桁のエントリーコードを入力してください。
回線種別→料金プランと進み、申し込み区分では「他社からの乗り換え(MNP転入)」を選択。
端末とセットで購入する場合は、機種やカラーなどの選択する作業が入ります。
手順③:本人確認書類のアップロード
MNP予約番号やクレジットカード番号、連絡先メールアドレスを入力したあとは、本人確認書類の画像ファイルをアップロードをします。
最後に規約に同意すれば、申し込みは完了です。
手順④:申し込みメールを確認
設定した連絡用メールアドレスに、申し込み完了のメールが届きます。申し込んだ内容に間違いがないかをしっかりと確認しておいてください。
auからLINEモバイルへの乗り換えで注意したいポイント
LINEモバイルの乗り換えをする前に、以下の注意ポイントを確認しておきましょう。
大手キャリアのポイントは消費しておこう
auでは毎月のスマホ料金やコンビニエンスストアなどの提携先で買い物をした分など、さまざまなサービスでPontaポイントが貯められます。
長くauを利用しているユーザーなら、かなり多くのポイントが貯まっていることが予測されるので、乗り換え前にすべて使い切ってしまうのがおすすめです。
ローソンなどのコンビニエンスストア、ビックカメラやヤマダ電機などの家電量販店など、全国の提携先店舗で支払いとしてポイントが使えます。
あとは「au PAY マーケット」でエンタメコンテンツの利用料としてポイントを使ったり、携帯料金のや周辺アクセサリー購入にも使えて利用可能です。
乗り換え前には、できるだけ使い切るようにしましょう。
一時的にスマホが使えない期間が発生することもある
LINEモバイルのウェブ申し込みの場合、SIMカード(端末セットの場合はSIMカード入りの端末)の到着は1週間程度がかかります。1週間程度、スマホが使えない期間が発生するので注意が必要です。
1週間もスマホが使えないのは困る場合は、LINEモバイル取り扱い店舗での申し込みがおすすめ。docomo回線かソフトバンク回線で、音声通話プランを申し込みすれば当日中の開通ができます。
ただし、LINEモバイル取り扱い店舗でもau回線を選んだ場合は、当日中の受け渡しは行っていないので注意してください。
申し込みをしたその日に、すぐに使えるようにしたい場合は、LINEモバイル取り扱い店舗に出向き、docomo回線かソフトバンク回線の音声通話プランを申し込みしましょう。
LINEモバイルの契約月の料金は日割になる
月額基本料金の契約月は日割り計算です。月末近くに申し込みをしても、課金開始日から末日までの料金しか発生しません。
課金開始日については、マイページにログインしたあと「契約情報」から確認できます。ウェブから申し込んだときと、LINEモバイル取り扱い店舗での申し込みでは、申し込み日から課金開始日の日数が違うことに注意です。
auからLINEモバイルへの乗り換えをウェブから申し込んだ場合、「MNP予約番号有効期限の最終日」か「利用開始手続きが完了した日」のどちらか早い方が適用されます。
LINEモバイル取り扱い店舗での申し込みは、申し込みをした日が課金開始日です。
それから、月額基本料金は日割り計算ですが、データフリーサービスプランやオプションサービスはいつ申し込もうと、満額が請求されます。SNSや定額制サービスが楽しめる、SNSデータフリー280円、SNS音楽データフリー480円付きのプランは、下旬に申し込んでも満額の支払いです。
SNSデータフリーやSNS音楽データフリーのオプションを申し込みたいときは、月初めの申し込みがおすすめです。
auの解約月は日割り計算されない
auでは解約した月の月額料金は日割りされません。
なるべく月末に近い日に解約をして、翌月初めにLINEモバイルを開通させると1週間程度使えない日が発生しますが、料金的に無駄が少なくなります。
ただし、末日の場合、解約処理が混み合って翌日に回される可能性もあるため、末日は避けた方が無難です。
もしくは月末近くでauからMNP予約番号を取得し、末日の前日にLINEモバイル取り扱い店舗に行き、docomo回線かソフトバンク回線の音声通話プランを申し込めば、その月は、2日間分の料金しか発生しないため、無駄な料金はわずかで済みます。
SNSデータフリーやSNS音楽データフリー付きのプランにしたい場合は、次月以降にプラン変更をすれば問題ありません。
LINEモバイルへの乗り換えに関するよくある質問
LINEモバイルの公式サイトにある「よくわる質問」から、乗り換えに関するFAQを抜粋しています。
詳細や不明点については、公式サイトで確認してください。
Q.MNP転入(他社からの乗り換え) の名義が異なりますが、契約できますか?
A.名義が異なる場合はご契約できません。現在の携帯電話会社とのご契約とLINEモバイルとご契約する際の名義が同一である必要があります。現在の携帯電話会社にて現在の名義に変更してからMNPでお申し込みください。
Q.MNP転入(他社からの乗り換え)ができない場合はありますか?
A.現在の携帯電話会社の契約名義と、LINEモバイルでご契約いただく名義が異なる場合、MNPでのお申し込みはできません。
事前にご契約中の名義を変更するか、ご契約中の名義でLINEモバイルにお申し込みする必要があります。Q.今使っているメールアドレスは使えますか?
A.Yahoo!メールやGmail等のフリーメールアドレスなどであれば利用できます。
他社よりMNP転入(乗り換え)にてLINEモバイルを契約する場合、キャリアメール(@docomo/au/softbank等)は利用できなくなりますので、ご注意ください。
まとめ
LINEモバイルに乗り換えると、お得にスマホが利用できます。
データフリーサービスや通話かけ放題など、オプションサービスをいろいろ付けても、auの月額料金よりも節約できます。
タイミングや手順について、この記事を参考にして乗り換えに挑戦してみましょう。