リブモを使っていて、いろんな事情で解約したいと思っている人もいるでしょう。また、他の格安SIMや大手キャリアに乗り換えたくて、この記事にたどり着いたのかもしれません。
そんなときに気になるのが、リブモの解約にかかわる費用だと思います。今回、他社のお得なキャンペーンで乗り換えを決断した人も、リブモの解約金が高ければ、なんのための乗り換えなのか、分からなくなってしまいますね。
そこで、今回はリブモの解約 、乗り換え方法から、かかる費用や注意点について、詳しく解説してきます。
この記事の手順通りに進めれば、難しいことは一切ありませんので、安心して手続きしてください。
この記事の目次
リブモを解約?それとも乗り換え?
引用元:https://www.libmo.jp/(2020/08/16現在)
はじめに、リブモの解約・乗り換えに関する料金をお伝えします。
- 音声通話SIMは1年以内の解約の場合、9,500円の違約金がかかる
- リブモから他社に乗り換える際は、3,000円の手数料がかかる
解約金については、無料にする方法もあります。後ほど詳しく解説します。
2019年10月から解約の違約金が上限1,000円に!
少し詳しい人なら「解約違約金って1,000円になったんじゃないの?」と思うかもしれませんね。
リブモの解約金は、2020年8月現在も9,500円かかります。
この、「解約金1,000円」の根拠は、2019年10月1日に施行された改正電気通信事業法にあります。
かねてより、通信事業者各社が設定する2年縛りを問題視していた総務省は、2年契約の解約違約金の上限を1,000円に引き下げるルールをつくりました。
この法律の施行によって、大手キャリアをはじめ、主要な格安SIMも解約金の引き下げや撤廃を進めました。例えば、大手キャリアとサブブランドの解約金は以下のとおり。
- ドコモ:1,000円
- au:1,000円
- ソフトバンク:0円
- ワイモバイル:0円
- UQモバイル:0円
しかしこのルールは、利用者が100万人以下のMVNOには適用されないことになっています。
100万人となると、それなりの規模のMVNOしか該当しません。リブモはそのルールの対象外なので、これまで通りの9,500円の違約金が設定されたままになっているのです。
リブモの解約方法
以下ではリブモの解約方法を解説していきます。
- ユーザーIDの確認
- 音声通話SIMの最低利用期間の確認
- LIBMOお客様センターに連絡
- SIMカードの返却
①ユーザーIDの確認
引用元:https://mypage.libmo.jp/(2020/08/16現在)
リブモの解約はWebから行えません。電話で手続きします。その際にリブモのユーザーIDを調べてから、電話をかけるようにしましょう。
ユーザーIDはマイページにログインする際に必要な情報なので、パソコンやスマホに保存されている人も多いでしょう。マイページのトップ画面の最上部に書かれています。
ユーザーIDが分からない人は、
- 契約時の「ご契約内容確認書」
- 申込時のメールで届いた「LIBMOサービスお申し込み受け付け」
を確認しましょう。
もし、それでも分からない場合は、その旨を電話口て伝えましょう。通常よりも手続きに時間がかかるかもしれません。
②音声通話SIMの最低利用期間の確認
音声通話SIMには1年間の最低利用期間があります。期間内の解約には9,500円という高額な違約金がかかるので、必ず自分の契約期間を確認しておきましょう。
マイページの「契約情報確認」>「最低利用期間」の欄に、自分の契約の最低利用期間は書かれています。
SIMカード毎に記載されているので、複数のSIMを契約している人は注意してください。
引用元:https://mypage.libmo.jp/(2020/08/16現在)
引用元:https://mypage.libmo.jp/(2020/08/16現在)
③LIBMOお客様センターに連絡
LIBMOお客様センターに電話をかけ、解約の旨を伝えましょう。
【LIBMOお客様センター】
TEL:0120-27-1146
④SIMカードの返却
解約の手続きが済んだら、SIMカードを返却します。期限には余裕があるので、確実に手続きが済んでから、返送しましょう。
【SIMカード返送先】
〒420-0034
静岡県静岡市葵区常磐町2丁目6番地の8
TOKAIビル9F
(株)TOKAIコミュニケーションズ
LIBMO SIM返却係行
返送にかかる費用は、ユーザー負担です。
リブモからのMNP転出(乗り換え)方法
リブモから他社に乗り換える方法を紹介します。流れは以下のとおりです。
- 音声通話SIMの最低利用期間の確認
- MNP予約番号の発行申請(Web/電話)
- 翌営業日以降にMNP予約番号がSMSで届く
- 乗り換え先での契約
- リブモの自動解約
- SIMカードの返却
①音声通話SIMの最低利用期間の確認
音声通話SIMには1年間の最低利用期間があります。マイページで自分の最低利用期間を確認しておきましょう。「契約情報確認」>「最低利用期間」に記載されています。
引用元:https://mypage.libmo.jp/(2020/08/16現在)
②MNP予約番号の発行申請(Web/電話)
リブモのMNP予約番号はWeb(マイページ)、もしくは電話で申込めます。
ユーザーIDが分かる人はマイページから、分からない人は電話で申し込むといいでしょう。
マイページでMNP予約番号を発行する方法
マイページにログインの上、「契約情報確認」>「のりかえ申請」でMNP予約番号発行依頼フォームから申請します。
引用元:https://mypage.libmo.jp/(2020/08/16現在)
引用元:https://mypage.libmo.jp/(2020/08/16現在)
引用元:https://mypage.libmo.jp/(2020/08/16現在)
電話でMNP予約番号を発行する方法
電話でMNP予約番号を発行する際の連絡先は以下のとおりです。
【LIBMOお客様センター】
TEL:0120-27-1146(通話料無料)
受付時間:10:00~18:00
※メンテナンスの都合で休止することあり
③翌営業日以降にMNP予約番号がSMSで届く
①で予約番号を申請すると、最短で翌営業日にSMSでMNP予約番号が送信されます。乗り換える予定の電話番号のSMSに受信します。
SMSの受信設定(迷惑メール防止)をしている人は、リブモからメッセージを受けられるようにしておきましょう。
④乗り換え先での契約
MNP予約番号が発行されたら、乗り換え先で契約をします。
MNP予約番号の有効期限は発行から15日以内です。しかし、乗り換え先によって、必要な有効期限の残日数が決まっています(例えば「申込みの段階で、有効期限が10日以上残っている必要がある」というように)。
MNP予約番号が発行されたら、できるだけ速やかに手続きをしましょう。
⑤リブモの自動解約
他社への乗り換え手続きが完了して、通信・通話が開通すると、リブモは自動解約されます。
注意点として、リブモは日割がないので、月初めに乗り換え手続きをすると、丸一ヶ月分のプラン料金がかかってしまいます。
できるだけ余裕を持って、月内に乗り換え手続きを済ませるようにしましょう。
⑥SIMカードの返却
乗り換え手続きが済んだら、解約時と同様に、SIMカードを返送します。確実に乗り換え手続きが済んでから、SIMカードを返送するようにしましょう。
【SIMカード返送先】
〒420-0034
静岡県静岡市葵区常磐町2丁目6番地の8
TOKAIビル9F
(株)TOKAIコミュニケーションズ
LIBMO SIM返却係行
MNP転出の際の注意点
MNPで乗り換える際のポイントは以下の3点。
- リブモのプラン料金は日割されない
- 音声通話SIMには解約違約金がある
- シェア回線は自動解約にならない
プラン料金が日割されないのはお伝えしたとおり。特に月初に乗り換えしてしまうと、丸々1ヶ月分のリブモのプラン料金がかかるので、注意してください。
また、音声通話SIMには1年の契約期間があります。期間内の解約は9,500円の違約金が発生します(あとで解説)。
さらに、注意したいのがデータシェアオプションは自動解約されないことです。
主回線にSIMカードを追加していた場合、主回線をMNPで乗り換えて解約しても、副回線の契約(請求)は継続されます。
完全にリブモを解約する場合は、LIBMOお客様センターに連絡をして、データシェアオプションも解約しましょう。
リブモを解約もしくはMNP転出する際の違約金は?
引用元:https://www.libmo.jp/(2020/08/16現在)
冒頭でも簡単に説明しましたが、リブモの解約にかかわる違約金について、詳しく解説します。
①音声通話SIMには1年間の最低利用期間がある
音声通話SIMは、1年間の定期契約です。期間内に解約する場合は、9,500円の解約違約金が発生します。
また、データシェアオプションで音声通話付のSIMカードを追加した場合、親回線とは別に1年間の最低利用期間が発生するので注意しましょう。
②最低利用期間がかからない割引プログラム2つ
リブモの音声通話SIMには最低利用期間がありますが、契約時に、以下の2つのプログラム(特典)を選択した場合は、1年以内の解約でも違約金は発生しません。
- 端末購入サポートプログラム
- 契約解除料0円プログラム
ただし、「端末購入サポートプログラム」は毎月300円×24ヶ月の割引を受けられるキャンペーンですが、解約をするとその時点で割引も終了します。
リブモ解約・MNP時の注意点・ポイント
リブモの解約の際に気をつけたいポイントをまとめておきます。
- 解約の日時指定はできない
- MNP予約番号は即日発行されない
- 月額料金は原則日割されない
- 利用開始月の解約は日割される
①解約の日時指定はできない
リブモは、例えば「今月いっぱいで解約する」というような解約日の指定ができません。解約の申込みをして、手続きが完了した時点で解約されます。
そのため、解約したい日時から逆算して、手続きを進める必要があります。
②MNP予約番号は即日発行されない
リブモのMNP予約番号は即日発行されません。最短で翌営業日に発行され、SMSで予約番号を受信します。
「今日、乗り換え手続きをするぞ!」と思い立って手続きを始めても、その日の内に作業は終わりません。余裕を持って手続きをしましょう。
③月額料金は原則日割されない
月途中の解約・乗り換えの場合でも、リブモの利用料は日割計算されず、満額請求されます。
そのため、月の上旬に解約してしまうと、ほとんど使わないのに、1ヶ月分の料金を支払わなければいけません。
また、乗り換えの際は、新しい契約先の契約月の料金も確認しておきましょう。契約月の料金が無料の通信会社を選べば、支払いが重なる期間がなく、無駄な出費を避けられます。
例えば、29日にリブモから乗り換えた場合、
- リブモへの無駄な支払いがほとんどなくなる
- 乗り換え先の料金は翌月分から発生するので、29〜31日分の支払いは不要
というように、請求が重複する期間がないように乗り換えるのがポイントです。
④利用開始月の解約は日割される
原則日割はされませんが、例えばデータ通信SIMを契約月内に解約する場合は、日割で計算されます。
【まとめ】リブモを解約 or MNPする時は条件や違約金を要チェック!解約やMNP自体は簡単です
リブモを解約・乗り換える際の違約金や料金について解説しました。この記事の内容をまとめます。
- 音声通話SIMには1年間の最低利用期間がある
- 最低利用期間内の解約は9,500円の違約金がかかる
- ただし、「端末購入サポートプログラム」「契約解除料0円プログラム」を利用している場合は、違約金はかからない
- MNPで転出する場合は、3,000円の手数料がかかる
- リブモのプラン料金は日割されない
このタイトルのように「無駄なお金を払いたくない!」という人が最も注意すべきは、解約のタイミングです。
リブモのプラン料金には日割計算がありません。極端な話、1日に解約してしまっても、残りの30日分の料金が発生してしまいます。
また、乗り換えの場合は、新しい通信サービスの契約月の料金もチェックするようにしましょう。「契約月は無料」のサービスを選ぶのがポイントです。