人気の格安SIMブランド「IIJmio(アイアイジェイミオ)」を、iPhoneで使いたいと思っている人は多いはず。
「今使っているiPhoneはそのまま使えるの?」
「IIJmioでiPhoneは買える?」
「初期設定は難しいかな?」
いざIIJmioでiPhoneを使うとなると、気になることはたくさんありますね。
そこでこの記事では、IIJmioでiPhoneを使うメリットや設定の方法を紹介します。
さらに、最近話題のeSIM(イーシム)についても解説します。iPhoneでeSIMを使いたい!と思ってる人は、ぜひ参考にしてください。
先に結論を言っておくと、IIJmioは格安SIMでiPhoneを使いたい人に最もおすすめできるサービスのひとつです!その理由を見ていきましょう。
この記事の目次
IIJmioでiPhoneは利用できる?
「そもそも、IIJmioでiPhoneが使えるの?」と気になっていると思いますが、結論、問題なく使うことができます。
IIJmioで利用できるiPhone
IIJmioの公式ページで、動作確認端末として公開されているiPhoneは以下のとおりです。
シリーズ | 利用 |
iPhone SE(第2世代) | 可能 |
iPhone11/11 Pro/11 Pro Max | 可能 |
iPhone XR | 可能 |
iPhone XS/XS Max | 可能 |
iPhone X | 可能 |
iPhone 8/8Plus | 可能 |
iPhone 7/7Plus | 可能 |
2020年4月に発売されたiPhone SE(第2世代)をはじめ、iPhone11など最新機種での通信が確認されています。さらに、最も古いものではiPhone 3GSまで確認が取れています。
IIJmioで利用できる端末については、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
大手キャリアで買ったiPhoneはSIMロック解除が必要
IIJmioにはドコモ回線(タイプD)とau回線(タイプA)を使ったプランがあります。
例えばドコモで買ったiPhoneをau回線(タイプA)で使うには、SIMロック解除が必要です(方法は後ほど説明します)。
またソフトバンクで買ったiPhoneは、ドコモかauの回線を使うので、必ずSIMロック解除が必要になります。
IIJmioでiPhoneを使う方法は2つ!
IIJmioでiPhoneを使うには、
- ①iPhoneをセット購入する
- ②SIMを契約して自分のiPhoneで使う
という2つの方法があります。
IIJmioでは2020年5月現在、5種類のiPhoneを販売しています。格安SIMでiPhoneをセット販売しているブランドは少ないので、とても貴重な存在です。
また、既にiPhoneを持っている人は、IIJmioでSIMカードだけ契約して使う方法もあります。
IIJmioでiPhoneを使う方法①iPhoneをセット購入する
IIJmioには全5種類のiPhoneの取扱いがあります。格安SIMブランドでは、最多クラスの取扱いです。
新しく買い換えたい人におすすめ!
IIJmioへの乗り換えを機に、新しいスマホに買い替えたいと思ってた人にはおすすめです。
Androidからの乗り換えや、4、5年前の古めのiPhoneを使っている人は、IIJmioでiPhoneを買うことを視野に入れてもいいでしょう。
iPhoneセット契約のメリット
IIJmioで通信の契約と端末をセットで買うメリットは以下の2点。
- 格安SIMの中では最多クラスのiPhoneの取扱いがあること
- ネットワーク利用制限の永久保証があること
格安SIMの中では最高クラスのiPhoneの取扱いがある
iPhoneは人気のスマホですが、実は格安SIMとセットで買えるところは、あまり多くありません。
あったとしても、機種が限定されていることが多いのですが、IIJmioではiPhone XR/XSなど、5種類のiPhoneから選ぶことができます。
ネットワーク利用制限の永久保証がある
IIJmioで扱っている端末は、基本的には中古の端末です。
中古のiPhoneを使う上で不安なのが、使っている途中に「ネットワーク利用制限」にかかってしまうこと。
中古のiPhoneの前のオーナーが、iPhoneの残債の支払いをしなかったときに、通信できなくなってしまうことをネットワーク利用制限といいます。
IIJmioで買ったiPhoneが、万が一ネットワーク利用制限にかかったときは、交換か全額返金の永久保証があります。
iPhoneセット契約のデメリット
IIJmioでiPhoneをセット契約するデメリットには以下の点が挙げられます。
- 基本的に中古
- 最新の端末は買えない
- 在庫切れの可能性も高い
基本的に中古
IIJmioで扱っているiPhoneは「目立つ傷がなく非常に綺麗な美品」として販売されています。
新品のiPhoneは購入できません。
最新の端末は買えない
IIJmioで2020年5月現在、扱っている端末は、最も新しいものでもiPhoneXR/XS。これは2018年に発売されたモデルです。
iPhone SE(第2世代)やiPhone11といった最新のモデルは買えません。
在庫切れの可能性も高い
IIJmioで扱っているスマホの中でも、iPhoneは人気機種なので在庫切れが多いです。
運良く在庫を見つけても、迷っているうちに売り切れになることがあります。
IIJmioが販売しているiPhone(2020年5月現在)
2020年5月現在、IIJmioで販売しているiPhoneは以下の5機種です。
- iPhone XR
- iPhone XS
- iPhone 8
- iPhone 7
- iPhone SE(第1世代)
iPhone XR
2018年に発売されたモデル。同時発売のiPhone XSの廉価版という位置付けですが、12MPカメラやA12 Bionicチップなど、性能には妥協がありません。
カラフルな6色展開で、女性にも人気のiPhoneです。eSIMにも対応しています(後述)。
iPhone XS
同じく2018年に発売された、当時のフラッグシップモデル。5.8インチの有機ELディスプレイ、12MPのカメラはポートレートモードや暗所での撮影で活躍します。
IIJmioで最も高性能なiPhoneが欲しいなら、XSがおすすめ。eSIMにも対応。
iPhone 8
背面パネルがアルミからガラスに変更され、性能も着実にアップ。今作からワイヤレス充電に対応し、「True Tone」機能によって、画面も見やすくなりました。
Apple Pay、防水機能もあり、普段使いでも困ることはありません。
iPhone 7
iPhone 8と比較するとワイヤレス充電に対応していませんが、約10,000円安く購入できます。今では貴重な32GBモデルもあり、ほとんどアプリをダウンロードしない人が安く買うにはおすすめ。
iPhone SE(第1世代)
2016年に発売。今では貴重な4インチ、重量も113gと、気軽に取り回しできるiPhoneです。12MPのカメラ、Touch IDを搭載。
今後、このサイズのiPhoneの新作の発売はないと思われるので、小さめのiPhoneが欲しい人は狙い目ですよ。
IIJmioでiPhoneを使う方法②SIMを契約して自分のiPhoneで使う
既に持っている自分のiPhoneや、Apple公式など他社で買ったiPhoneを、IIJmioに持ち込んで使うこともできます。
持ち込みの場合、具体的には
- 大手キャリアで買ったiPhone
- Apple公式で買ったiPhone
- 中古ショップやフリマなどで買ったiPhone
を使うケースが多いと思います。
大手キャリアで買ったiPhoneを使う場合は、後で説明する「SIMロック解除」をしましょう。
中古ショップで買ったiPhoneも、販売元が大手キャリアの場合は、SIMロックがかかっていることがあるので、注意しましょう。
今iPhoneを持っている人や最新作を使いたい人におすすめ!
手持ちのiPhoneを使い続けたい人や、IIJmioで扱っていない最新のiPhoneを使いたい人は、持ち込みでの契約がおすすめです。
最新iPhone SEも使える!
2020年4月に発売されたiPhone SE(第2世代)の動作も確認されています。
iPhone SEは物理的なSIMカードが不要な「eSIM」に対応していて、IIJmioが提供するeSIMも使えます。
IIJmioでiPhoneを持ち込むメリット
IIJmioにiPhoneを持ち込むメリットは以下の2点。
- これまで使っていたiPhoneをそのまま使える
- 出費を抑えられる
これまで使っていたiPhoneをそのまま使える
使い慣れたiPhoneにSIMカードを入れて設定するだけで、そのまま使い続けられるのが大きなメリットでしょう。
面倒なデータの移行をする必要もないので、時間の節約にもなります。
出費を抑えられる
新しいiPhoneを買わなくてもいいので、その分の出費を抑えられます。
iPhoneは5万円〜10万円と、決して安い買い物ではないので、余計な持ち出しがないのはうれしいですね。
IIJmioでiPhoneを持ち込むデメリット
逆に、IIJmioにiPhoneを持ち込むデメリットを挙げてみましょう。
- 初期設定は自分でしないといけいない
- 新鮮さがない
初期設定は自分でしないといけいない
これまで使っていたiPhoneにIIJmioのSIMを差しただけでは、通信できません。
以下で解説する「APN設定」という作業が必要になります。しかし、そこまで難しい作業ではないので、以下の説明を参考にして作業してくださいね。
新鮮さがない
通信会社を変更しても、使っているスマホはそのままなので、新鮮さはありません。
IIJmioと契約して、スマホも気分一新変えたい!という人は、新しいiPhoneを買いましょう。
【注意】SIMフリー端末か確認をしておこう
持ち込みでiPhoneを使う場合で、ドコモ、au、ソフトバンクでiPhoneを買った人は、SIMロックの解除をして、SIMフリー化しておきましょう。
大手キャリアで買ったiPhoneは、他社の回線では使えないようにロック(SIMロック)がかかっています。
IIJmioに移行する前に、以下の手順でロックを解除しておきましょう。
※ドコモで買ったiPhoneをタイプD(ドコモ回線網)で、auで買ったiPhoneをタイプA(au回線網)で使うときは、SIMロック解除は不要です。
キャリアで買ったiPhoneは
- 各キャリアのマイページでSIMロック解除の手続き
- iPhoneのバックアップ
- iPhoneを初期化
の手順で、ロック解除をしましょう。
2015年5月以前の発売されたiPhoneはSIMロック解除ができない
日本では2015年5月にSIMロック解除が義務化されました。
そのため、それ以前に発売されたiPhoneについては、SIMロック解除ができません。具体的にはiPhone 6以前のiPhoneです。
各キャリアのマイページでSIMロック解除の手続き
SIMロックの解除は、それぞれのマイページ、または公式サイトで手続きできます。
- ドコモ…My docomo
- au…au公式サイト
- ソフトバンク…My Softbank
各社ともショップで手続きすることもできますが、手数料3,000円がかかります。スマホからWeb手続きなら、5分くらいの作業で無料でできるのでおすすめです。
<ドコモのSIMロック解除の手続き>
- My docomoにアクセス
- サービス一覧>SIMロック解除を選択
- dアカウントでログイン、ネットワーク暗証番号の入力
- 製造番号(IMEI)を入力して手続き完了
<auのSIMロック解除の手続き>
- au公式ページから「SIMロック解除のお手続き」
- auIDでログイン
- 過去にauで買ったスマホの記録からSIMロック解除するiPhoneを選択
(中古などで買った場合は、IMEI番号を入力) - 内容を確認して完了
<ソフトバンクのSIMロック解除の手続き>
- Myソフトバンクにアクセス
- Softbank ID(または電話番号)でログイン
- メニューの「契約・オプション管理」を選択
- SIMロック解除手続きでIMEI番号を入力して解除
iPhoneのバックアップ
各社でロック解除の手続きを済ませたら、iPhoneのバックアップをとりましょう。
- パソコンがある場合はiTunes
- パソコンがない場合はiCloud
を使ってバックアップをとってください。
iCloudは無料のプランでは5GBまでしかバックアップが取れません。写真などのデータが大量にある人は、パソコンを使うか、有料のiCloudプランを契約してください。
- 〜5GB:無料
- 〜50GB:130円
- 〜200GB:400円
- 〜2TB:1,300円
iPhoneを初期化
iPhoneを初期化することで、ロック解除が完了します(この作業を「アクティベーション」)と言います。
初期化したあとは、バックアップをとったデータを復元しましょう。
ちなみに、元の回線以外のSIMカード(IIJmioのSIMなど)が手元にあるときは、SIMカードを挿入するだけでアクティベーションが完了するので、iPhoneの初期化は不要です。
IIJmioは話題のeSIMに対応!
iPhoneXS、XR以降のiPhoneはeSIMに対応しています。
eSIMとは、これまでのように物理的なSIMをスマホに挿すことなく、Web上で契約して、すぐに通信ができる次世代のSIMサービスです。
eSIMは物理SIMと併用できるので、例えば、大手キャリアのSIMを契約したまま、データ通信はIIJmioのeSIMを使うといったことができます。
IIJmioのeSIMの特徴は、
- キャリアのSIMと併用できる
- 1GB/450円からデータ通信可(IIJmioのeSIMは現時点ではデータ通信のみ)
- 申し込み手続き後、すぐに利用できる
- SIMを挿す作業が不要
と、メリットがたくさんあります。
例えば、「家族割などで大手キャリアを解約できないけど、格安SIMのお得なデータ通信が使いたい」人には、IIJmioのeSIMはぴったりのサービスです。
IIJmioにはiPhoneの修理オプションはある?
IIJmioで買ったiPhoneに、もしものことがあったとき、修理や補償のオプションがあるか気になるところです。
IIJmioには「つながる端末保証」というオプションサービスがあります。
IIJmioの「つながる端末保証」
SIMカードを契約したときに加入できる「つながる端末保証」は、他社で買ったiPhoneでも加入できます。
月額料金は500円で、画面割れ、水漏れ、全損・部分破損の修理が無料になります(年2回まで)。
修理で対応できないときは、スマホの交換もできます(1回目:4,000円、2回目:8,000円)。
iPhoneの代替機はなし
IIJmioの修理時の代替機の貸し出しは、Androidのみです。iPhoneの貸し出しはありません。
IIJmioでiPhoneを使うAPN設定方法
IIJmioで契約したときは、まずは「APN設定」という初期設定が必要です。
APN設定とは
SIMカードで通信をするときは、スマホの本体にAPNという接続情報を入力することで、通信できるようになります。
IIJmioではアプリを使って簡単にAPN設定ができます。
IIJmioクーポンスイッチアプリを使ったAPN設定方法
設定の方法は以下のとおり。
- Wi-Fiに接続
- IIJmioクーポンスイッチアプリをダウンロード
- 電源を切り、IIJmioのSIMカードを挿入して再起動
- アプリを立ち上げ、「設定」
- 「構成プロファイルのインストール」を選択
- iPhoneのホーム画面に戻り「設定」>「一般」>「プロファイル」でダウンロードしたIIJmioのプロファイルを選択してインストール
※iOS12.1.4以前のOSの場合は、「設定」>「一般」>「プロファイル」に進んで「インストール」を選択すれば、設定完了です。
さらに詳しい解説がみたい方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
他社のAPN情報は先に削除が必要
持ち込みの場合など、他社のAPN設定がしてある場合は「設定」>「一般」>「プロファイル」で該当のAPNを選択して、削除してからAPN設定を行ってください。
難しいときは店舗/カスタマーサポートを利用しよう
APN設定はアプリで簡単にできますが、もし難しいときは、IIJmioのサポートを使いましょう。
IIJmioでは
- チャット
- 電話
- メール
での問い合わせができます。
チャットでの問い合わせ
受付時間(9:00〜19:00)内に、ログインした状態で問い合わせてください。
Twitterでの問い合わせ
以下のTwitterアカウントに問い合わせができます。
電話での問い合わせ
IIJサポートセンター
TEL:0570-09-4400(年中無休、9:00〜19:00)
メールによる問い合わせ
会員用の問い合わせフォームから問い合わせてください。
IIJmioのサポートについては、こちらも参考になりますよ。
iPhoneを使うときに知っておきたい!IIJmioによくある質問
以下では、IIJmioでiPhoneを使うときに、よくある質問をまとめています。
途中からiPhoneに機種変更することはできますか?
すでにIIJmioを契約している(IIJmio会員)ときは、IIJmioで端末のみ購入できます。
また、他でiPhoneを購入して、現在使っているSIMをカードを挿入して使用することもできます。
iPhoneで「PDP認証に失敗しました」と表示され通信ができなくなった
APN設定をし直すことで、解決することがあります。
先にインストールしてあるAPNプロファイルを削除の上、アプリを使って、再度インストールしてください。
iPhoneでテザリングをする方法を教えてほしい
IIJmioのAPN設定が完了しているiPhoneは、テザリングができます。
「設定」>「インターネット共有」でテザリングをオンにすることで使えます。
Jアラートの緊急速報は受信できますか
iPhoneではJアラートの受信に対応しています。
まとめ
IIJmioでiPhoneを使うメリットや設定の方法を紹介しました。
ポイントをおさらいしておくと、
- IIJmioはすべてのiPhoneで使用可
- iPhoneの取扱い種類は、格安SIMの中ではトップレベル
- eSIMが利用できる
というメリットがありました。
eSIMに興味がある人は、IIJmioの契約を検討してみてはいかがでしょうか?
(2020年5月末まで、eSIMの初期費用0円キャンペーンを行っています!)